Table of Contents |
ハードウェア関係 | (18 Dec 1997) | |
通信機能 | (18 Dec 1997) | |
サービス機能 | (18 Dec 1997) | |
ついに購入! | (18 Dec 1997) | |
大ショック! | (24 Feb 1999) |
ハードウェア関係 |
LCD | |
LCDにはドットマトリクスと7セグメントの2種類があります。ドットマトリクスはアルファベット・カナなどが表示できるやつ、7セグメントは計算機数字だけしか出せないやつです。ドットマトリックスに越したことはありませんが、LCDが重宝するのは着信番号表示の時だけなので、7セグメントで充分だと思います。 LCDがなくても、ATコマンドで最後の着信情報が得られますから、特に不自由はないでしょう。普通の電話にはLCDついてないもんね。携帯にはついてるけど。ちなみに、ISDN・デジタル携帯・PHS間では特に付加契約なしに相手の電話番号を表示できますが、相手がアナログ回線の場合は、「ナンバーディスプレイ(有料)」を契約しないと表示できません。念のため。 |
ターミネータ(終端抵抗) | |
S/T端子についている終端抵抗です。外付けTAを付加するときや、DSUを切り離してTAだけ使用する場合に、終端抵抗入りモジュラージャックを使用しなくてよい利点があります。 NECのAterm系はすべてS/Tユニット内で設定する事になると思います。沖は本体のスイッチでオン・オフできます。DSU内蔵TAの場合は、後で付加するTAに終端抵抗が入っていればよいので、あまり必要はありません。 |
USB(Universal Serial Bus) | |
USBを使うと、高速232Cボードを使わなくても128Kbps同期のパフォーマンスを発揮できるという利点がありますが、BTNISもDTIも現時点では128Kbps同期をサポートしてないし、USBはうちのPCにはついてないし、とりあえずいりません。 |
RS-232Cの最高速度 | |
要するにDTE速度(RS-232C)230.4Kbpsをサポートしているか、です。ISDN回線側で128Kbps(2B)をサポートしている場合、端末側がそれ以上でないと満足な性能が発揮できませんから、2B対応ならサポートしていて当然です。 |
アナログポートの数 | |
同時に接続できる電話・モデム・FAXの数が決まります。FAXも持っている人は3ポートあった方が便利ですが、普通は2ポートで足ります。物理的に接続できても、同時に使用できるのは2つまでです。念のため。 |
S/T点 | |
TAを増設する場合に使う端子です。増設する予定がなければ必要ありませんが、将来もっと高性能なTAが出たときに、内蔵TAを殺して高性能なTAをつなぐ、という技も可能です。 ノートの場合はISDNカードをつなぐ端子にもなります。2台で同時に回線を使用する場合は必要かな。2つあった方が便利は便利かもしれませんが、普通1つで足ります。 |
ファームウェアのアップデート | |
何か、DSUとかTAとかって、一度買ってしまうとバージョンアップが効かないような気もしますが、中身はマイコンで動いているので、マイコンのプログラムを変えてしまえば、ハードウェアの機能の許す範囲で機能拡張ができるのです。 昔はROMの取り替えで対応していたのですが、最近はフラッシュメモリーを使って、楽にバージョンアップができるものが多いです。当然、できるに越したことはありません。 |
停電機能 | |
「停電になると電話が使えなくなる」というのが、ISDNの常識でしたが、最近の機械は停電時に電池で動作させることができます。バックアップにもいろいろありまして、アナログ1ポートのみのものや、データポートもバックアップできるものもあります。 データポートのバックアップは、デスクトップユーザーならいりません(どうせPCが使えない)が、ノートユーザーは欲しいところです。電源瞬断にも対応できると思われるので。邪道な使い方としては、町に持ち出してISDN公衆電話で使う、という技もありますが、そうすると家で電話が使えなくなります。 電池はAtermで待ち受け8時間ほどもちます。普通の停電では問題ないでしょう。災害時なんかは電話線も一緒に使えなくなると思うので、これまた問題ないでしょう(?)。AtermIT65はNiCd電池を使用できますが、NiCdも結局寿命は来るので、結局保守を怠ることはできません。 |
通信機能 |
128Kbps通信 | |
ISDNは64Kbpsの回線を2回線同時に使用できますが、両方をデータに使ってしまえ! というのがこれです。Bチャネルを2つ使うので、2Bとも呼ばれます。OSとプロバイダが対応していない(DTIとBTNISはまだ対応していません)と意味がありませんが、OSはパッチを当てればよく、対応するプロバイダもこれから増えていくと思われるので、あった方がよいでしょう。 注意としては、電話代が倍になるってことと、プロバイダによっては接続料金も倍になる、ってとこですか。 |
BOD(Band On Demand) | |
前述の2Bを使っているときは、もう空いているチャネルがありませんから、電話は受けられません。また、ファイルをダウンロードし終わった後、そのファイルを閲覧しているときに2Bで接続していても、電話代が倍になるだけでメリットはありません。これを自動的に切り替えてくれるのがBOD(Band On Demand)です。 BODにはリソースBODとスループットBODがあり、リソースBODは2B使用中に電話の発着信があった場合に、データを1Bに切り替えて、余ったもう一つのBチャネルを電話に回す機能です。この機能を使う場合には、NTTとのINSネット64契約時に「通信中着信通知」を申し込んでおく必要があります(無料)。 スループットBODはデータ量に応じて1Bと2Bを切り替える方法ですが、切り替えがバカだと、かえって電話代がかかることがあるので注意が必要だったりします。 |
同期通信・非同期通信 | |
同期64Kbpsは最近は常識なのでよいでしょう(昔は非同期-同期PPP変換ができないものもあったらしい)。非同期で使うことは近頃少ないので、あまり気にしなくてもよいでしょう。カタログを調べてみると分かりますが、57.6Kbpsというのは少数派で、38.4Kbpsの方が多いです。 |
UUIメールと電子メール着信通知 | |
使ったことがないので何とも言えませんが、多分、UUIメールが使えれば、メール着信通知も使える・・・と思います。メール着信通知はAtermの専売特許みたいになってますが、単にBIGLOBE(NECがやっているプロバイダ)が、メール着信時にUUIメールをTAに向かって発信しているだけ・・・でしょう。 ということは、UUIメールさえあれば、メールを送った相手にUUIメールで「メール読んでね」って書くだけでいい、という話もあります。 UUIメールは50文字0.4円だそうです。ということは、長い文章を送るなら、普通のメールの方がお得、ですね。使い方を間違えないよーに。 |
切断タイマー関係 | |
両方とも、うっかり通信状態で莫大なみかか代がかかるのを防止するための機能です。回線を切断せずにOSがブチ飛んで、それを知らずに「また明日アクセスしよ」とかいう状況がないとは言えないので、あれば安心かもしれませんが、普通はいりません。 |
ステルスコールバック・SOHO | |
ステルスコールバックとは、発信者番号通知機能を利用して、クライアントが通知してきた発信番号に、サーバーがコールバックする機能です。サーバーは着信を受理することなくクライアントの発信番号を知ることができますから、クライアント側には一銭も通信費が発生しないので、「ステルス」と呼ばれます。SOHOはSmall Office Home Officeの事ですが、Atermでは着信分散機能の事を言っています。家にサーバーでもない限り、どっちもあまり必要性を感じません。 NEC以外のTAでは、アナログポートもコールバックを使えますが、番号登録が必要だったりすることもあるので、結局、コレクトコールを使いたい状況で役に立つものではないようです。 |
サービス機能 |
発信者番号通知・グローバル着信・内線通話 | |
面倒なのでまとめて説明します。発信者番号通知は、自分の番号を相手に伝える機能です。相手がISDNだったり、携帯・PHSだったり、ナンバーディスプレイ契約しているアナログ回線の人だったりすると、自分の番号が表示されます。通知をしない(匿名)こともできます。 グローバル着信はダイヤルインを使っているときに使用する機能です。とりあえず関係なし。内線通話・転送、これもいいでしょう。複数のアナログポートをもっている場合に、アナログポート間で通話・転送する機能です。当然ですが、電話が2台以上ないと宝の持ち腐れになります。 |
疑似コールウェイティングと保留音・フレックスホン・ボイスワープ | |
疑似コールウェイティングはいわゆるキャッチホン機能です。コールウェイティング自体はNTTのフレックスホン契約(有料)の中に含まれていますが、この契約を結ばすにコールウェイティング機能を実現しよう、というものです。 ただし、本物のコールウェイティングがNTT側で保留されるので2B使用中でも使えるのに対し、疑似コールウェイティングはTA内で保留されるため、2B使用中に着信が来た場合はコールウェイティングにはなりません。TA内で保留されているだけで、回線はつながっていますから、保留音を送出することが可能です。AtermIT55クラスならこれくらいはやって欲しいもんですが・・・。 フレックスホンにはこの他に3者通話・通信中転送・着信転送がありますが、使う場面は少ない上に、TAによっては2Bを使って同じような機能が実現できたりしますから、フレックスホンを契約することは少ないでしょう。ボイスワープも同様。 |
アナログポート優先着信機能 | |
複数あるアナログポートのうち、どれか一つに優先的に着信する機能です。TAによって優先にできるポートが決まっているものと、選択可能なものがあります。電話機を複数つないでいるときにはあれば便利な機能。 |
識別着信機能 | |
基本的には、登録した電話番号のみ着信を許可する機能ですが、沖は特定番号に対して挙動を変える機能と、登録番号の着信を拒否する機能(いわゆる、迷惑電話防止機能)があります。登録件数がメーカによって結構異なっていて、例えばAIWAが80件なのに対し、NECは10件で、しかも短縮と共用です。ちょっと少ないかな。 この機能が動作するためには相手方が電話番号を送出していないといけません。PHSや携帯・ISDNの場合にはすでに発信者番号通知が行われているはずですが、一般加入電話の発信者番号通知のサービスはもうじき('98春だったかな?)NTTが始めます。発信者番号は呼び出しごとに通知不許可にできる(匿名発信)のですが、その場合の識別着信の扱いは・・・どうなるんでしょう?? |
サブアドレスなし着信・ダイヤル桁間タイマー | |
サブアドレスなし着信とは、サブアドレスがないときの着信をどう扱うかを設定できる機能、ダイヤル桁間タイマーとは、ダイヤル停止から発信開始までの時間を設定するためのタイマー。 サブアドレスはあまりいじることはないと思いますが、ダイヤル桁間タイマーはちょっと説明しておきましょう。ISDNの場合、アナログ回線と違って、電話番号は一気に送らなければなりません。人間がちんたらダイヤルしているのを、一桁ごとに送ることはできないのです。そこで、ある一定時間ダイヤルがなかったら発信を行う、というのがダイヤル桁間タイマーなんですが、長距離電話会社選択機能のついた電話機の場合、桁間がこれをオーバーしてしまうことがあり、発信に失敗することがあるそうです。NECのカタログでは、この時間をある程度調節できることが謳ってあります。 なお、ダイヤル桁間タイマーを長くすると、ダイヤル開始までの時間が長くなってしまいますが、例えばAtermシリーズでは一番後ろに「#」をつけてやれば、即座にダイヤルを開始します。ちなみに、「*」はサブアドレスの指定です。 |
セットアッププログラムの類 | |
PCを使った設定プログラムは付いているのが当たり前。電話機を使った設定は、ドットマトリクス液晶がある機種でのみ可能です。あれば便利ですが、ないと困るといった性質のものではありません。 |
電話料金・累積電話料金表示 | |
電話料金・累積料金の表示機能です。液晶に表示するものと、PCで表示するものがあります。電話代が高い人には必須の機能かもしれません。 |
ついに購入! |
結局うちはAtermIT55DSUを購入!しました。これで後へは引けない、という感じ。
大ショック! |
今日は10月の21日です。実は、もろもろの都合で、10月22日を開通予定日に指定したのですが、今日、AtermのサポートWebサイトをのぞいてみたらページが一新されていて、Aterm IT65が発表されてました。ぐえぇ。よりによって開通前日に・・・。ToT
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