sshdはCygwinでも動かすことができる。つまり、WindowsマシンをSSHサーバーにすることができる。NT系ではサービスにすることも可能。
/var/empty
というディレクトリが必要になる(自動で作成される)ので、それがいやならば no と答える。
サービス化は必要に応じて設定するが、サービス化してしまうと動作チェックが面倒になるので、自信のない人はとりあえず no と答えておけばよい。
サービス化せずにデーモンとして常駐させる場合は、何もオプションを付けずに/usr/sbin/sshdと打ち込めばSSHデーモンが立ち上がる。
標準の状態では問題ないはずだが、アクセス権をいろいろいぢっていると各種ファイルが読み込めなくて起動しない場合がよくある。
特に、/etc/ssh*
というファイルのアクセス権に注意すること。基本的にAdmininstrator(面倒なので以後Adminと書く)かSYSTEMの持ち物で、*.pub
で終わるファイルは持ち主が読み書き可、他は読み込みのみ可である。後ろにpubがないssh_host_*_key
は持ち主のみ読み書き可のはずである。
/var/run/sshd.pid
にプロセスIDが書いてあるので、kill `cat /var/run/sshd.pid`でも止まる。なお、デーモンを立ち上げたままbashを終了すると窓が消えない。この場合、Windowsのタスクマネージャーからsshdを終了させればよい。
サービスを削除したい場合はcygrunsrv -R sshdとする。
サービス化すると各種設定ファイルの持ち主がSYSTEMになり、設定ファイルを書き換えられなくなったりする。この場合、Windowsで適宜アクセス権を書き換えて使うとよい。サービスを削除してもこれは戻らないので注意。
サービス化した場合にうまく動かない場合、Windowsのイベントビュアーに各種メッセージが残るので、これを見ると解決策が分かる場合がある。
Copyright (C) 1997-2012 You SUZUKI
$Id: cygsshd.htm,v 1.4 2012/12/11 03:31:56 you Exp $