歴代ノートPCのキーボードを古い順に。
これより前はX68030 Compact・X68000 Pro HD・MZ-80K2Eとさかのぼっていきます。 X68kは既に本体がないので、残念ながら写真はありません。 MZの写真はMZのページにあります。1996年10月購入。 初めてのAT互換機ノート。 それまでTFT液晶のノートは定価で40万以上していましたが、420の後継の430が出る直前で、¥268,000- とお買い得になっていたので、ほとんど衝動買いに近い形で買いました。 もっとも打ちやすい部類に入る配列で、左上のキーがEsc、左下のキーがCtrlになっているのが特長です。 このため、CtrlとCapsを入れ替えなくても使えます。
スクロール・Home・Endは右端にまとめられています。 欠点は、全角キーが1の左ではないこと、PrtScが独立していないことでしょうか。
1997年1月購入。 やはりLibretto 30が出る直前の購入。 ¥94,000-だったときに一週間考えることにしました。 もしなくなっていたら縁がなかったと考えることにして。 で、次の週に¥89,000-になったところをゲットしました。
配列そのものはSatellite Pro 420と同じです。 ただ、本体が小さいので、キーピッチも狭くなっています。 でも、これを左右3本ずつの指を使ってタッチタイプしてました。 やればできるもんです。
2000年6月、約17万円。 はじめてのThinkPad。 嫁さんが新宿でCD-ROMドライブキットを見つけて、電話もらって即決で買ったんだと思います。
1997年の後半にソニーがVAIOを発表しました。 VAIOは「薄い」というのが大きな特長で、たとえばLibrettoは確かに小さいのですが、薄いカバンには入りません。 A4サイズのVAIOはLibrettoより大きくても薄いため、A4の書類が入るカバンならまず間違いなく入ります。 Librettoより大きくて使いやすいのに収まりがよい。 この辺がウケた理由でしょう。
ただ、これ以降、各社が右へならえの状態になってしまいます。 使いやすさよりも薄さ・デザイン優先。 東芝も堅実路線から離れてしまい、設計思想を堅持したのはThinkPadだけになってしまいました。 タッチタイピストなのでパッドより如意棒がいいという事情もあり、これ以降、東芝をあきらめてThinkPadを使い始めます。
このキーボードはThinkPadの中でも異端で、いくつかのキーがFnとのコンビネーションになっています。 また、全角キーが左Altのすぐ右にあります。 普通、IMEのOn/Offは左親指で左Altを押して、薬指とか小指で全角を押します。 このキーボードではAltを押した後に指が彷徨ってしまいます。 一方でEscは1のすぐ上にあり、F1はその右にあるので、間違ってF1を押してしまうことはありませんでした。
ThinkPadは左下のキーがCtrlではなくFnです。 これはCtrlキーを多用する人には非常につらい。 この機械から窓使いの憂鬱でキーを入れ替えるようになりました。 具体的にはCapsとCtrlを入れ替え、さらにIMEへはAlt+変換で入るように細工しています。 以降、これが私の標準的なキー割り当てになります。
2001年1月購入。 これは嫁さんのPCで、家計からは一部しか支出していないので正確な価格は分かりません。 ほとんどTEO(もうひとつの地球)のアンテナを付けるだけのためにドック付き。 確かCOMポートが必要だったんだと思います。 思えばこの頃から嫁さんのPC選びはヘタです。 子供にTEOを遊ばせていたため、TEOのコマンドを示すシールが貼られています。
キー配列はオーソドックスなThinkPadの配列。 もっとも打ちやすい部類に入ります。 PrtScが独立しているのもポイント。 欠点はEscがF1の上にあること。 慣れないうちはEscをひっぱたこうとしてF1を叩いてしまい、もっさりとヘルプが立ち上がってしまいます。
2004年1月購入。 税抜¥198,000-。 オーソドックスなThinkPad配列。 サブノートなので右側のキーは若干ピッチが狭くなっていますが、気にならない程度。 この機械からカーソルキーのそばにブラウザキーが付きます。 カーソルキーを押すときに引っかけて面倒なことになるので、殺していた覚えがあります。 最近は引っかけることもなくなって、特に何もしてないなぁ。
2006年2月購入。 税込¥166,800-。 X40より安いのか。 FF11専用マシンでRadeon 9600を積んでいます。 SXGA+機(1400×1050)なので、キーピッチはフルサイズです。 所有していた機械の中では一番打ちやすいキーボードでした。 グラフィックメモリがイカれたらしく、惜しまれつつ引退。
2008年1月購入。 税込¥129,990-。 この機械からLenovo製になります。 Satellite Proから比べると半額以下です。 XPの最後に近い機械だと思います。 ちなみにVista機は持っていません。 ThinkPadは長いことWindowsキーが付いてなかったのですが、ついにこの機種からWindowsキー付きになりました。 これまた引っかけてしまうとスタートメニューが開いてうざったいので殺しています。 スタートメニューはCtrl+Escで開くので困ったことはありません。 熱暴走クセが付くようになり買い替え。
現在のメインマシン。 2012年2月に税込¥113,580-で購入。 X61が熱暴走するようになったので買い換えたのですが、T42もイカれていたのでFF11が動くことも条件に入っていて、Core i5・Intel HD Graphics 3000以上、という条件で選んだマシンです。 1366×768(16:9)のワイド液晶で、今回比べて分かったのですが、実はキーの大きさがT42とほとんど変わりません。 意外とデカいということです。
Escは縦長になり、F1を叩いてヘルプが立ち上がることはなくなりました。 ただ、Deleteも縦長になっていて、Insが左に追いやられています。 コピー・ペーストのショートカットはCtrl+C・Ctrl+Vよりも、Ctrl+Ins・Shift+Insを使う派だったので、コピペするたびにDeleteを叩いてしまって大変でした。 Win7になって窓使いの憂鬱が使えなくなったため、レジストリでキーを入れ替えています。 ただ、そうするとFF11でCtrlが正しく動かないため、BIOSでFnとCtrlを入れ替え、FF11のときはFnキーを叩いて使っています。 いつからか分かりませんが、最近のThinkPadはFnとCtrlを入れ替えられるようになっています。
同時期に会社ではX201を使っていましたが、こちらはオーソドックスなThinkPad配列でした。 X201は1280×800(16:10)だった覚えがあります。 いわゆる7列キーボードはこの機種まで。
2014年9月購入。 Lenovo直販で4割引クーポン使って4610円。 FRU:03X8733。 X230と同じ配列だと思います。 もしかするとアッセも共通だったりして。 X230からは6列になり、PgUp / PgDn / PrtSc が移動、ScrLk / NumLk / Pause / Break / SysRq が消滅しました。 このうち、ScrLkはFn+K、PauseはFn+P、BreakはFn+B、SysRqはFn+Sに割り当てられています。 NumLkは完全に消滅している模様。 ゲームなどでたまにテンキー側のキーを押すことを要求されるものがありますが、そういうものは注意が必要かもしれません。
使用感は意外と悪くないです。PrtScが残っているところが微妙にポイント高いです(笑)。
会社で使っているマシン。 2014年8月のレンタルですが、一度バックライトとキーボードが利かなくなって交換しています。 配列はX230とだいたい同じですが、ファンクションキーは4つずつ区切りが入りました。 しかし、トラックポイントのボタンがパッドと一体化(しかも押した感じが重い)、さらにInsとEndがまとめられてしまい、非常に使いにくくなってしまいました。 特にEndは意外とよく使うので、押すたびにInsが入ってしまって閉口します。 ThinkPad Xシリーズの中では一番使いにくいキーボードでしょう。
こうして見ると、ThinkPad 240は他に比べてキーピッチが狭く、X40・X61・i1620は右側以外の部分もわずかにキーピッチが狭いことが分かります。 実際にAの左端からLの右端までを測ってみると、X220が171mm、つまり標準の19mmピッチであるのに対し、X40が167mm(18.5mmピッチ)、240が162mm(18mmピッチ)しかありません。 Satellite Pro 420・X220・T42はほとんど同じキーピッチで、特にUSBトラックポイントキーボード、X220とT42はキーボードの幅もほとんど同じです。 写真では若干長さが違うように見えますが、すべて285mmでした。
Copyright (C) 2014 You SUZUKI
$id: subckt.htm,v 1.1 2011/04/09 15:50:13 you exp $